7月1日 田茂谷 3連坊(さんれんぼう)
先週は土京へ行ってボウズ。
そして30日にも、またまた土京へ行ってボウズ。
そして本日は田茂谷へ行って、またまたまたボウズ。
う〜ん、これで3連坊(さんれんぼう)だ。なんとも縁起が悪い!!。
次回も釣れないほうが良いのかも知れん。

(田茂谷の額紫陽花)
7月7日 庄川 AM11:00〜PM7:00
私の釣り姿には緊張感が無いが、クリフさんのそれには、緊張感がみなぎってる。今日はクリフさんとの初釣行です。

そもそも私がクリフさんを知ったのは、初めてパソコンを買ってネットサーフィンを楽しんでた2000年頃。そこでクリフさんのHPに出会って、毎週のように見ておりました。
私がこのHPを立ち上げた時にも、クリフさんのHPを大いに参考にしたものです。もちろんこの時点では面識はない。

次にクリフさんと関わりを持ったのは2001年9月の尾上郷釣行の折。
その日、私と釣友Nは早朝に別山谷を目指して車を進めたのですが、タッチの差で先行者に入られてしまった。仕方なく我々は別の谷へ入ったのですが、そこで鉄砲水に遭ってしまったのです。幸いにも林道脇の谷だったので難を逃れましたが、これが別山谷であったらと「ゾッ!」としたものです。当時私は、その水系の恐さを全く知らなかったのです。
さてその時の別山谷の先行者が、(もちろん後で判った話ですが)実はクリフさんだったのです(後日聞いた話では、その日には水が濁り始めた時点で、早々に退散したらしい。賢明な釣り人です)。
いわば私達は、クリフさんに命を助けられたのだ!!

それから更に2年後の12月に、某倶楽部を通して初めてクリフさんとお会いして、前記のお礼を言う事が出来ました。そんな経緯があったもんだから、この日の釣行には、なんか感慨深いものがあったもんです。

この日、現地に着いたのは11時。時間も中途半端なんで、まずはケーチャンでビールを頂く。やはり、川でのケーチャン・ビールは美味しいや。
天気は晴れたり曇ったり。水はほんの少し増水か?好条件かと思ったものの・・・、仔イワナが時折からむだけ。そもそも、増水が続いた後の小増水時には、私はあまり好印象を持ってない。
その後、場所移動したら、ほんの少し反応は良くなった。そこでクリフさんが23cmくらいのイワナを釣ってネットに入れて、そしてカメラを取り出そうとしてる時、私がそのイワナを見たくってそのネットの網を広げたらイワナが逃げてった。クリフさん、スマン。
それからの釣果は、私に2匹ほどと、クリフさんが5〜6匹か(もっと釣ってたか・・?)。
次回もどうぞよろしゅうに。

翌8日は林谷で小型2匹と久沢川で0匹。帰りに田茂谷でアジサイを撮った。

ほとんど白泡だ!!。
(長倉谷の流れ)
7月16日 前坂谷・長倉谷
16日は「海の日」でした。
元々は「海の記念日」と言って、その由来をたどると、明治9年に明治大帝が東北・北海道をご巡幸され、その帰り道に「明治丸」という船に乗って横浜に入港された。たいそう海が荒れ、同船者たちが船酔いで苦しんだにもかかわらず、大帝は終始、毅然とした態度を貫かれたそうです。明治9年という時代を考えれば、いろんな意味で、それはスゴイことです。
その横浜入港の日の7月20日にちなんで、昭和16年に「海の記念日」が制定されました。
その後、船舶関係者やらが運動を重ねて、晴れて平成8年に「海の日」・祝日となり、それからさらに政治家やら産業関係者やらが「ハッピーマンデー」なる景気対策を考え出して、平成15年より「海の日」は7月第3週月曜日になったのでした。
ちなみに「海の日」の、国民の祝日に関する法律(祝日法)では「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」・・・だそうです。明治大帝とは関係ない。

さて、そんな海の日ですが、そもそも7月第3週月曜日は梅雨末期にあたる訳で、当然天気は悪い。前出の明治大帝だって、きっとそんな時に船には乗りたくなかったと思う。私も自分の過去のその日のHPを見返したところ、「大雨洪水警報のため、釣りはお休み」・「増水で釣りにならなんだ」・「釣り人が中州に取り残されて救出」・・・等の記事あり。
今年も例外ではなくって、台風4号が通り過ぎました。

14日の夜に150mmほどの雨が降って、15日にはエサ釣りさんでも竿の出せないくらいの増水。
しかし16日には晴れたので川へ行く。場所は前坂谷・長倉谷です。和泉スキー場の横から石徹白川に流れ込む谷で、その合流点のちょっと上流で二又に別れてます。私にとっては初めての谷。それぞれ小さな谷です。もちろん増水。

まず、長倉谷へ入る。スキー場へ進んだ道を右に折れると、草生した林道がある。その脇には長倉谷があるものの、少し進んだら谷が離れていった。(後で確認したところ、この林道はまた谷に近づく)それで戻って、道を右折したところに車を止めて、竿を担いで谷へ入る。
入り口には、真新しい踏み後がある。多分、昨日か今朝のもの。昨日はさすがに水が多かったから、やはり今朝かな?ただ、頻繁に釣り人が来る谷では無い様子です。
その谷は、苔むした石が点在してて、なんか箱庭のような感じでよろしい。安定した渓相です。しかし木々が両岸に迫ってて、そこらあたりの草むらからクマがひょっこりと顔を出しそうな気がしてクマスプレーは手放せません。
ドライフライを浮かべると、そこそこ仔イワナがからむもフッキングしない。それで流れに揉ませて少し沈めた。そしたら4寸ほどの仔イワナが釣れた。その後はテンカラのような釣り方で20cmくらいを2匹釣った。
多分、平水時だったなら、クモの巣だらけで釣りにならんでしょう。

その後は前坂谷へ行く。
この谷の横には立派な林道があって、合流点から2km上流は工事中。谷は荒れてます。多分、その林道を作った時からそうなったと思う。上空は開けてるので竿は振りやすいが、私はこういう谷は好きではない。もっと上流へ行けば良いのかの知れんが、そこまで行ったら、平水時にどれだけの水量だろうか・・。ここでは17cmくらいを1匹。ここもやはり、釣り人が頻繁に来る谷ではないようです。まあ、その程度の谷。
谷の綺麗さで言えば、長倉谷の方が数段上です。

帰り道に九頭竜上流をちょっと突っついた。
川へ入って暫らく釣ったところで、ランディングネットを落としたことに気づいて、でもきっと、落としたのは川に入る途中だと確信する。それ以外考えられん。引き返すのも面倒なんでそのまま釣りをする。そして2匹バラシた。
川から上がって、そして川へ入った所をそのまんま歩いてみたら、予定通りランディングネットを発見。このネット編みには8時間ほどもかかってるので、私にとっては貴重品なのです。

ところで・・、Kさんスマン。やはり風景写真しか載せられん。まともなお魚が釣れんのですよ・・・。
トホホ・・・・・。

7月22日 田茂谷
今日はまず切立川に行った。クモの巣だらけで、すぐに挫ける。そもそも仔アマゴしか出ん。
仕方ないので田茂谷へ行って、数匹のイワナを釣る。サイズは20cm止まり。バラシも多かった。
とりあえず、ここのイワナらしい腹黄色いのが釣れたんで、ショーも無い写真ではありますが、久々にお魚の写真を載せときます。

ここ数日は、京極夏彦さんの「巷説百物語」シリーズにはまってしまって、読書に忙しいのです。江戸時代の妖怪の薀蓄てんこ盛り。小豆洗い・舞首・柳女・飛縁魔・船幽霊・芝右衛門狸・野鉄砲・・・・等々。でも本物の妖怪は出てきません。事件はすべて御行の又市が解決してくれます。
妖怪好きの方、必見。それまでの妖怪感が変わります。また、「京極堂」シリーズよりもずっと読みやすく、京極夏彦さん入門としてもオススメです。
ちなみに、京極夏彦さんの本を読む場合には、そのシリーズ1作目から読まないと、後々後悔しますのでご注意あれ。「京極堂」シリーズを読もうと思われる方は、必ず「姑獲鳥の夏」から読むこと!。
そんな訳で、今回の釣りレポートは、少々サボりました。

(暑さの厳しい折、皆様ご自愛下さいマセ)
7月28日 寒水川 晴れ
東海地方はようやく梅雨が明けたそうですが、どうも例年の梅雨明けとは違いますね。昼間日差しのある時は暑いけど、夜に窓から吹き込む風は涼しくって、とても寝心地がよろしい。
関東地方はまだ梅雨明けしてなかったかな?それに小笠原付近に台風があって、こいつが週半ばにも本土にやってきそう。普通の台風とは全くコースが違うぞ。この夏は、きっと過ごしやすいと思う。

今日の釣行地は寒水川。
ほぼ平水。晴れてるものの、北西の乾いた風が吹いてて心地よい。近頃うっとおしいクモの巣も、朝一で入った釣り人がしっかりと払ってくれてたので有り難い。
お魚はと言えば、20cm前後のイワナが飽きない程度に出てくれる。まあ、毎度の事ながらフッキング直後のバラシも多く「イワナの口は堅いのだ」と一人得心する。まあ、私はイワナ釣りは苦手なのです。
そんな中で9寸程のイワナを釣った。パンカラーレンズで一生懸命撮った。F1.8開放。
そもそも私は、そこそこのサイズの綺麗なお魚の写真が撮りたくって、いつも重い一眼レフを持ち歩いておるのです。しかもたいしたお魚も釣れないので、それは毎度の事ながら徒労に終わってしまうことの繰り返し。イワナなら9寸あれば十分だし、アマゴだったら8寸でよろしい。ただそれが、中々釣れないのだよ・・。

今回この9寸イワナで十分に堪能したので、あとは25cmくらいのアマゴが釣れれば満足する。そうすると次回の釣行地は六厩か林谷あたりか・・。きっと、空振りに終わると思うが・・・・。